イメージではなく、根拠に基づいて判断しよう。

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効率的市場書類仮説の支持者は言います。「すべての(あるいは大多数の)市場参加者は合理的な判断を素早く下すことができるため、すべての情報は迅速かつ正確に価格に反映される。」と。

しかし、我々はすべての判断において合理的ではないですし、間違った認識をさも当然であるかのように持ち続けている場合もあります。

例えば、あなたの身近にこんなことを言う人はいませんか?東京の下町に暮らす人々の暖かい交流を描いた映画、「ALWAYS 三丁目の夕日」を見ながら、「最近は凶悪事件が増えた。昔はこんなことはなかった・・・。」なんて言う人。

凶悪な事件とはなんでしょうか。色々意見はあるかと思いますが、おそらく多くの人が凶悪だと思うのは、殺人事件ですよね。昔の人は、今よりも人情溢れる人が多かったから、殺人なんて起きなかった?

もしそうならば、どうして平成25年は殺人が939件しか発生していないのに、三丁目の夕日の舞台となった昭和33年は、殺人が2,500件以上発生しているんですかね?

殺人1000件下回る 戦後初 11年連続で刑法犯減少 警察庁
犯罪情勢の推移と刑事警察の50年 平成12年警察白書(PDF)

この事実を根拠に話をすれば、「最近は凶悪事件が増えた。昔はこんなことはなかった・・・。」なんてことは言わないでしょ?

結局、ただのイメージなんです。昔の思い出は美化されやすいものですし、現在は当時よりも情報が速く、広く、センセーショナルに伝わるということもあるでしょう。

このように、ただのイメージによって認識を誤っていることって、結構多いと思います。大切なのは根拠です。それは投資も同じこと。FXの入門書には、こうなれば買いのサイン、こうなれば売りのサイン、というふうに、テクニカル分析の手法がよく書かれています。でも、その根拠は書かれていないことが多いです。常々私は、せめて、書いてある通りに取引すれば、これだけ儲かるという客観的なデータぐらいは示してほしい。そうでなければとても信用できないと思っています。

例えば、ゴールデンクロスになったら買い・・・。それって、信用するに足る客観的な根拠を理解してから、使用していますか?






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