M2Jが提唱する500円を積み重ねるトラリピのような、最も単純なトラリピの基本戦略は、どの程度儲かるのか(あるいは、損失を出すのか)をデモトレードで検証してみることにしました。
今回の検証は、以前から根強い人気を誇る豪ドルトラリピで行うことにします。
パフォーマンスは、オーストラリアの株式指数に連動するインデックスファンド、i-mizuhoオーストラリア株式インデックス、及び、国際分散投資(株式・債券)を行うインデックスファンド、世界経済インデックスファンドと比較検証いたします。
トラリピ基本戦略の設定
初期資金:100万円
取引通貨:豪ドル円
トラップ幅:50銭幅50銭利確(買いのみ)
レンジ幅:70円~100円
通貨単位:1,000通貨
パフォーマンス検証
第16週はさらに実質損失が拡大しました。証拠金は順調に伸びていますが、やはり大きな含み損を埋め切れていません。
今週もすべての資産が下落していますが、過去最安値となっている投資信託勢に対し、トラリピは過去最安値までは下落していません。
これは、貯め続けてきたトラップの確定益が下落の緩衝となっているのではないかと推測しています。
最後に、豪ドルトラリピ、オーストラリア株式インデックス、世界経済インデックスファンドの16週間での利益率を比較しておきましょう。
オーストラリア株式は-20%に届こうかという下落率です。下降相場でのトラリピの優秀さが見て取れますね。
それでは、次回もお楽しみに。
突然失礼します ブログを検索しててたどりつきました
らくるくる についてですが これは両建て手法で 設定した範囲が 抜けるまで何もしないって事ですか?
ち
鈴木様
コメントありがとうございます。こんにちは。
らくるくるは、本体と呼んでいるロングポジションを建て、ショートのトラップを貼り、トラップを貼った範囲を抜けるまでは何もしない手法です。
形のイメージとしては、こちらをご覧ください。
くるくるワイドの超基本 本体ロングとショートトラップの組み合わせ
http://efficient-world.jp/archives/272
もしご興味があれば、解説を一読いただければと思います。
らくるくる解説【第2版】
http://efficient-world.jp/rakurukurukaisetsu
らくるくるは利益を得る可能性のある手法だとは思っておりますが、相場状況によってはロスカットのリスクもあり、
その点はご理解頂けると幸いです。