年金機構は国民のお金でギャンブルしてる?けしからん!?

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疑問本日、年金運用について次のようなニュースが出ました。

公的年金の運用損失7.8兆円=過去最大、株式投資拡大が裏目―7~9月(時事通信)

Yahooニュースでこの記事を見た時、多分、私とは異なる考え方のコメントがたくさんついているんだろうな~と想像していましたが、実際まったくその通りで少し残念な気持ちになりました。

◆日本は素人が年金でギャンブルしてるの?

上記のニュースは、日本年金機構の直近の3ヶ月の運用損失が過去最大でしたよ。これは、ポートフォリオの株式の割合を増やしたことが原因の一つですよ。という記事です。

この記事に対して寄せられたコメントと、私なりの意見を述べてみたいと思います。

①損失を出したのに、なぜ誰も責任を取らないのか。

資産運用を行う上で、途中の数ヶ月間において含み損が発生することは、ある意味当たり前です。年金というシステムが1年や2年で終了するシステムだった場合、責任を取るべきかもしれませんが、年金は長期的なシステムですので、重視すべきは短期的な結果ではなく、長期的な結果です。

②そもそも、株式なんかに手を出すべきではない。

年金は超長期的なシステムです。世界経済はこれまで成長とインフレを続けてきました。今後、この歴史が転換し、衰退とデフレの時代に突入すると確信を持って言えるのでしょうか。すべてを現金や日本国債で保有していた場合、インフレが発生すれば、実質的には損失が発生します。そのリスクは当然ケアすべきです。ケアする必要がないという理由を聞きたいです。

③年金運用は素人がやっている。巨額の報酬を与えてでも、本物のプロに任せた方が良い。

年金運用はインデックス運用です。それが素人の運用なんだよと言われればそれまでですが、じゃあ、年金でアクティブ運用をやるのですか?ヘッジファンドに年金をすべて任せる?そちらの方が問題があるのではありませんか?

◆現金100%の年金運用なんてしてたら、それこそ加入したくないけどね。

年金運用に関しては、俺たちの金でマネーゲームをするなという意見が非常に多いです。しかし、GPIFは別に年金でデイトレードをやってるわけでも空売りをやっているわけでもありません。インデックス運用で長期的な資産運用を行い、株式と債券に分散投資を行い、インフレリスク・デフレリスクの双方に備えているにすぎません。

含み損が出たら責任を取れという意見もありますが、それでは100%現金で保有して、物価が上昇した時は責任を取らなくても良いのでしょうか・・・?

責任を取るのであれば、公表しているポートフォリオとはまったく異なるポートフォリオで運用していたとか、パッシブ運用と言いながら裁量トレードをしていたとか、非常識なポートフォリオ(日本株90%とか)を組んで運用したとか、そういう場合になるのではないかと思います。

個人的には、100%現金で保有し、将来のデフレの可能性にすべてを賭けるような運用や、凄腕デイトレーダーなどにすべてを託すような運用をしている年金機構の方が、よっぽどダメだと思いますし、そんな年金機構、世界中どこを探してもないでしょう。

ただ、株式比率を高め過ぎだとか、JPX日経インデックス400みたいな指数を採用するのはどうなの?とか、海外ではREITも5%~10%入れてるよだとか、そういう議論が国民的に盛り上がるのは大変良いことだと思います。絶対に盛り上がらないとは思いますけど。(笑)






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