【比較】世界経済インデックスFとeMAXIS バランス(8資産均等型)

Pocket

バランス型インデックスファンドとして人気を二分する世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)。どちらに投資すべきか悩んでいる方もおられることでしょう。

そこで、今回はこの2つの投資信託を徹底比較いたします。ぜひ参考になさってください。

◆アセットアロケーション

世界経済vseMAXISアセット

上図は、世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)のアセットアロケーション(資産配分)の比較です。

世界経済インデックスファンドは、株式と債券に50%ずつ投資し、日本・先進国・新興国の配分は、GDP比率に準拠しています。

一方、eMAXIS バランス(8資産均等型)は、日本株式・先進国株式・新興国株式・日本債券・先進国債券・新興国債権・日本リート・先進国リートの8つの資産に、等分に投資するというポートフォリオです。

それでは、このポートフォリオをさらに比較検証してみましょう。

■リートを入れるか入れないか

世界経済インデックスファンドはリートを組み入れておらず、eMAXIS バランス(8資産均等型)はリートを25%組み入れています。

リート(不動産投資信託)はまだまだ市場規模が小さく、全世界の時価総額が、日本だけの株式市場の時価総額に及んでいない状況です。このような状況下で、25%もの投資は多すぎる、あるいは投資そのものが不要、あるいは、リート自体についてよくわからないから、投資を控えると考える方もいらっしゃるでしょう。

一方、リート市場は株式とも債券とも異なる値動きをし、分散効果があるために、ポートフォリオに組み入れることは十分な意義があると考える方もいらっしゃるでしょう。また、市場規模とリターンに相関関係があるわけでもありません。

リートへの投資について積極的に考えるか否かによって、世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)のどちらに投資すべきかが見えてくると思います。

■世界重視か日本重視か

次に、世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)の投資対象地域の配分について見てみましょう。

世界経済vseMAXIS地域別アセット

このように、世界経済インデックスファンドは、日本への投資が少なく、先進国・新興国への投資が多いです。一方、eMAXIS バランス(8資産均等型)は、資産の4割近くを日本国内に配分しています。

これは、世界経済インデックスファンドが資産配分をGDPに準拠しているのに対し、eMAXIS バランス(8資産均等型)は、日本・先進国・新興国の各資産に、等分に配分しているためです。

GDPや時価総額ベースで考えると、eMAXIS バランス(8資産均等型)は日本に非常に偏った投資配分です。しかし、我々は日本人であり、日本円で生活しているので、為替リスクを減らし、日本の資産を多く持った方が良いと考える方もいらっしゃるでしょう。

日本への投資を重視するのか、海外への投資を重視するのかでも、どちらのファンドが良いかが見えてきそうです。

◆パフォーマンス比較

それでは次に、実際のところどちらのファンドが儲かっているのか、パフォーマンスを比較してみることにしましょう。

世界経済vseMAXISパフォーマンス

上図は、eMAXIS バランス(8資産均等型)の設定日である2011年10月31日に投資をスタートした場合のパフォーマンス比較です。分配金は、税引き後再投資しています。

世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)では、アセットアロケーションがかなり異なるものの、そっくりな値動きをしています。現在、eMAXIS バランス(8資産均等型)の方が良いパフォーマンスを残しているようです。

eMAXIS バランス(8資産均等型)の方が、過去の実績が優れているから世界経済インデックスファンドよりも優れたファンドかというと、そうではありません。過去の実績はあくまで過去の実績であり、未来のパフォーマンスを保証するわけではないからです。

ここでは、どちらのパフォーマンスが良いかということよりも、どちらのファンドも非常に分散されており、よく似た値動きをしていることを確認することの意義の方が大きいと思います。

◆コスト比較

最後に、世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)のコストを比較しておきましょう。

世界経済vseMAXISコスト

信託報酬については、両ファンドで差異はありません。ライバルファンドの関係にあるため、お互いにコストでも意識しあっているのではないかと思われます。

実質コストに関しては、2015年現在、eMAXIS バランス(8資産均等型)が僅かに有利になっています。eMAXIS バランス(8資産均等型)は、分配金について無分配を貫いている点で、コスト面で優位に立っています。

◆世界経済インデックスファンドとeMAXIS バランス(8資産均等型)の比較まとめ

世界経済インデックスファンドと、eMAXIS バランス(8資産均等型)。どちらも非常に優れたインデックスバランスファンドであることに間違いはなく、だからこそ人気を二分しているのだと思います。ですから、どちらを選べば正解というものはありません。

大切なことは、どちらを購入するにしても、長期に渡って投資を続け、ファンドを保有し続けることです。そのために、過去のパフォーマンスやコストも参考にしながら、自分が共感できるアセットアロケーションを実現しているファンドを購入することが大切です。なぜなら、投資を継続するためには、自分自身が納得し、その投資信託のファンになることが一番大切だからです。

いずれのファンドも、とても良いファンドです。自分が共感し、納得し、好きになれるファンドを、ぜひ購入し続けていただきたいと思います。

インデックスファンド図鑑に戻る






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)