ギリシャデフォルト問題 週明け世界中が混乱

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ギリシャ財政緊縮策の受け入れを巡って対立したギリシャと債権団(IMF・欧州委員会・ECB)。結局、支援は6月30日で打ち切られることになり、IMFへの支払いが滞る可能性が濃厚となりました。

週末の会合で、財政緊縮策受け入れ、及びEUの追加支援の合意がなされることを織り込んでいた市場は、週明け混乱に陥りました。


◆円高・株安が進行

ギリシャデフォルト問題の先行き不透明な情勢を嫌気して、市場はリスクオフの流れが加速し、円高・株安が進行しました。

yahoo 米ドル/円チャート
週明け、窓を開けて下落しています。

また、日経平均株価は596円安と今年最大の下げ幅になりました。欧州、アジア、アメリカも、すべて週明けの市場は株安となっています。

◆ギリシャ国内も混乱

金融支援が6月30日に打ち切られることになったことから、ギリシャ国民に動揺が広がり、預金流出が加速することは必至の情勢となりました。そこで、ギリシャ政府は銀行の休業を決定。証券取引所も取引が休止されました。

ATMは1日の引き出し額を60ユーロ(8,200円ほど)に制限されます。

こうした状態はギリシャ国民に混乱をもたらしているのはもちろん、ギリシャの重要な産業である観光業にも暗い影を落とし始めています。ATMで現金が引き出せず、クレジットカードも使用できない状態であるため、観光客もかなりの不便を強いられているからです。

この資本規制は7月6日まで継続される予定です。ギリシャ経済に与えるダメージは計り知れません。

◆今後の注目は・・・。

明日、6月30日はいよいよIMFへの返済日です。本当に債務不履行となってしまうのか、また、返済できなかった場合に、IMFがどういう反応を示すのかが注目されます。

また、7月5日は債権団の示した財政緊縮策を受け入れるか否かを決める国民投票が行われます。ここで財政緊縮策受け入れの意思が示されれば、再び金融支援再開への道が開けてきますが、拒否の意思表示がなされた場合、ユーロ離脱が現実味を帯びてきます。

これだけギリシャ国内が混乱すれば、ギリシャ国民もユーロ残留を目指して渋々緊縮策を受け入れるのではないかと思いますが、賛成多数になったからといって万事解決するわけではありません。

もともとが反緊縮財政を旗印に誕生した政権だけに、財政緊縮策受け入れを巡っては政権内での紛糾が予想されます。もし解散総選挙などで政治的空白が生じれば、7月20日に迫るECB保有のギリシャ国債償還も債務不履行に陥るかもしれません。

予断を許さない状態が続きます。






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