タイムリミット迫る混迷のギリシャデフォルト問題

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ギリシャ6月末にIMFへの15億ユーロ(約2,100億円)の返済を控えていながら、その資金が枯渇しているギリシャ。ユーロ圏財務相会議で合意に達し、支援を引き出さなくては7月1日にもデフォルトに陥ります。

支援の合意に至るためには、支援の代償として増税や年金改革を求める債権団と、それを拒否するギリシャ側との溝を埋める必要があります。


◆楽観論が広がるも・・・。

今週22日、ギリシャが新たに提出した改革案が「妥当なもの」とするユーロ圏当局者の発言が報道されると、市場に一斉に楽観ムードが広がりました。

合意も間近かと思われましたが、その後、債権団とギリシャとの見解の隔たりは依然大きいとの報道が再度流れるなど、情勢は混迷を極めています。

そもそも、債権団とギリシャは意見が真っ向から対立しているのですから、僅かでも自分たちに有利な譲歩を引き出そうとギリギリまで交渉が続くのは仕方のないことかもしれません。

◆ギリギリで妥結はするでしょうが・・・。

しかし、交渉決裂でギリシャをデフォルトへと追い込む決断は、ギリシャのチプラス首相にとっても、ユーログループにとっても下し難いでしょうから、最終的には合意に達するでしょう。おそらく、立場の弱いギリシャが大幅に譲歩し、それに対して債権団が要求を一部おまけして妥結といった路線が現実的なのかなぁと予想しています。

ただし、ギリシャが妥協して合意に達したとしても、その合意案についてギリシャ国内の議会で承認を得る必要があり、ギリシャ国内の政党、国民の反発は必至です。

ロイターによると、ギリシャと債権団の合意の期限は27日、合意案に対するギリシャ議会の承認期限は29日と報道されています。支援合意、議会承認のいずれかで想定以上の紛糾が発生した場合、月末に間に合わなくなる可能性も0ではありません。

この記事を執筆している最中も、”EU当局者 ユーログループ会合は中断、ギリシャめぐり合意見えず”などといったニュースが入ってきました。あと5日間ほど、目の離せない展開が続きそうです。






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