SBI資産設計オープン(分配型) 徹底分析

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国旗SBI資産設計オープン(分配型)は、日本、先進国の株式・債券・REITに投資することで、世界経済の成長を享受するインデックスファンドです。

複数の資産クラスに分散投資し、ファンド内でリバランスも行う「バランスファンド」に分類されます。

それでは、SBI資産設計オープン(分配型)の特色を見ていきましょう。

◆アセットアロケーション

 

スゴ6

SBI資産設計オープン(分配型)は実にシンプルなバランスファンドです。株式40%・債券40%・REIT20%に分散投資します。国内資産と海外資産の割合も50%:50%です。

現代は新興国の存在感が徐々に大きくなりつつありますが、当ファンドは新興国の株式・債券・REITの組み入れはありません。

◆買付手数料・信託報酬・信託財産留保額

信託報酬(税込)
買付手数料 無料
信託報酬 0.7344%
信託財産留保額 0.15%

SBI資産設計オープン(分配型)はノーロードで、信託報酬も0.7344%と、比較的低コストなファンドです。

◆実質コスト

投資信託は、買付手数料・信託報酬・信託財産留保額だけではなく、売買手数料、有価証券取引税、その他監査費用、分配金に対する課税などのコストがかかっています。投資信託のコストを検討する際は、こうした隠れコストも考慮する必要があります。

実質コストは運用報告書で確認することが出来ます。SBI資産設計オープン(分配型)の実質コストは次の通りです。

実質コスト 期間:2014.5.12~2015.5.11(概算)
信託報酬 0.732%
売買委託手数料 0.002%
有価証券取引税 0.004%
その他費用 0.022%
分配金に対する課税 1.167%
合計 1.927%

信託報酬や売買手数料、その他費用についてはなかなか優秀なのですが、SBI資産設計オープン(分配型)はその名の通り、2ヶ月に1回分配金を出すファンドです。

そのため、分配金を出す度に20.315%の税金が課されます。この費用がかさみ、総合的な実質コストはかなり高くなってしまいました。

◆純資産額

2015年6月現在、SBI資産設計オープン(分配型)の純資産額(運用額)は1.5億円に達しています。

ファンド設定から7年以上が経過していますが、ファンド設定当初よりも純資産額が減少しており、資金の流出が伺えます。長年運用してきた実績はありますが、今後も安定した運用が見込める純資産額の推移とは言い難い状態です。

◆SBI資産設計オープン(分配型)の評価

日本、先進国の株式・債券、REITに幅広くインデックス投資するシンプルな設計のバランスファンドです。

当ファンドは、2008年にSBI資産設計オープン(資産成長型)と同時に設定されたファンドです。アセットアロケーションなどの設定はまったく同じで、SBI資産設計オープン(分配型)は隔月で分配することを特徴としています。

そのため、分配金に課せられる税金分のコストが多く、総合的に実質コストが非常に高いファンドとなってしまっています。

そのため、長期的に資産を形成するためであればSBI資産設計オープン(資産成長型)の方が向いていますし、分配金が欲しいのであれば、そもそも、欲しい分配金の額だけ投資せずに手元に置いておいた方が課税されない分有利です。

確かに毎月分配型投資信託は大変人気がありますが、インデックス投資家は長期的な資産形成を目的にすることが多く、かつ、分配金に対する課税を嫌う方が多いと思いますので、残念ながらそういった点が当ファンドに資金が集まらない理由ではないでしょうか。

SBI資産設計オープン(分配型)の評価としては、分配金に対する課税コストが大きすぎて、資産形成には向かないファンドであると言わざるを得ません。

ただし、分配型投資信託という枠組みの中で考えるのであれば、買付手数料を徴収したり、信託報酬が1%を超えるような毎月分配型投信よりは、かなり良心的なファンドであるとは言えると思います。

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