分散投資とインデックスファンドは最強なのか検証してみた。

Pocket

コストの高いアクティブファンドは、長期的にはインデックスファンドに勝てない。

1つの資産に集中投資するのではなく、国際分散投資するのが良い。

経済学者などによってしばしば語られる「投資の基本」ですが、本当にそうなのでしょうか。国際分散投資されたインデックスファンドがいかなる時も長期的には最強なのか。あるいは、セオリーを覆すことがあるのか。実際に販売されている投資信託のパフォーマンスを比較して、検証してみることにしました。

※2015年10月最新版に更新しました。

◆比較する投資信託紹介

■インデックスファンド・分散投資

世界経済インデックスファンド(信託報酬0.54%)

株式と債券に50%ずつ、GDP比率を参考に、日本・先進国・新興国すべてに投資するインデックスファンドです。信託報酬も低く、資産配分や銘柄選択に人間による判断の余地を挟みません。

■アクティブファンド・分散投資

Myラップ積極型(信託報酬1.786%)

株式及びREITに70%、債権及びヘッジファンドに30%投資するアクティブファンドです。プロに投資を一任するラップ口座のエッセンスを取り入れ、投資対象のETF及び投資信託の選択、資産配分の決定を投資のプロが行います。投資対象には、スマートベータと呼ばれる最新の運用商品を多く取り入れています。信託報酬はその分、少し高めです。

■インデックスファンド・集中投資

ニッセイ日経225インデックスファンド(信託報酬0.27%)

日経平均株価に連動するインデックスファンドです。信託報酬は驚異の0.2%台を実現しています。

■アクティブファンド・集中投資

ノムラ日本株戦略ファンド(信託報酬2.052%)

日本株の中で、投資対象を「大中型バリュー(割安株)」「大中型グロース(成長株)」「小型ブレンド」の3つに区分し、それぞれ専門の投資チームが銘柄選択、投資比率の決定を行うという、アクティブファンドらしいアクティブファンドです。信託報酬は2%を超える高めの水準ですが、プロの投資眼でコストを上回る成果を目指します。

以上の4つのファンドのパフォーマンスを比較してみることにします。

◆パフォーマンス比較

パフォーマンス15.102014年12月11日(Myラップ積極型の設定日)に100万円を投資した場合という仮定でパフォーマンス比較をします。

分配金に関しては、税引き後再投資するものとします。

2015年10月29日現在の順位は次の通りです。

1位 ニッセイ日経225 111万115円
2位 野村日本株戦略ファンド 109万7,169円
3位 Myラップ(積極型) 99万9,400円
4位 世界経済インデックスファンド 97万9,018円

2015年8月から9月にかけて、すべてのファンドが大きく下落しました。分散投資を行っているファンドの方が、若干下落が緩やかに見えます。しかし、それぞれのファンドの順位は変わりません。

この10ヶ月の期間だけを見ると、次のような結果が出ています。

分散投資vs集中投資
197万8,418円(世界経済&Myラップ) 対 220万7,284円(ニッセイ&野村)

インデックスファンドvsアクティブファンド
208万9,133円(世界経済&ニッセイ) 対 209万6,569円(Myラップ&野村)

このように、分散投資と集中投資では集中投資の方がパフォーマンスがよく、インデックスファンドとアクティブファンドでは、アクティブファンドの方がパフォーマンスが良いという結果になっています。

また、パフォーマンスが最も優秀なファンドは、集中投資型のインデックスファンドで、パフォーマンスが最も悪いファンドは、分散投資型のインデックスファンドでした。

現時点では、投資のセオリーの真逆の結果になっています。さらに長期の投資となった場合、この結果がどう変化するかが楽しみです。

今後も、この比較検証を定期的にアップデートしていきます。お楽しみに。

※この検証は、ファンドのサンプル数が少ないことや、各ファンドの資産配分に大きな違いがあることにより、インデッックスファンドとアクティブファンド、分散投資と集中投資の優劣を厳密に検証するには不十分です。一参考としてご利用ください。






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)