ナンピンとは

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矢印まず初めに、ご存知ない方のために、ナンピンとはどういうものかご説明しておきましょう。

ナンピンとは、株式などを購入した後、値下がりしてしまった場合に、追加で購入していく手法です。ナンピンはどういう点が優れ、どういう点が危険なのでしょうか。図を用いて詳しく見ていきましょう。


◆まずは通常の取引を見てみましょう。

通常1

図のように、100円で株式を購入したとしましょう。その後、ずるずると株価が下がってしまいました。

この時、利益が出るためには、株価が何円以上まで上がれば良いでしょうか?

通常2

もちろん、100円で買ったのですから、100円を超えれば、利益が出ますよね。

しかし、ナンピンという手法を使えば、なんと最初に100円で購入したにもかかわらず、100円まで株価が回復しなくても、利益が出るようになるのです。

◆ナンピンのメリット

通常の取引では、100円で株式を購入した後、80円、60円と株価が下がっていく間、何もしませんでした。しかし、ナンピンは、80円、60円と下がっていく時に、買い増しをするのです。

ナンピン1

 

このように、80円、60円で1株ずつ買い増します。こうすることで、なんと株価が100円まで戻らなくても、利益が出るようになるのです。

さて、この場合、何円まで株価が戻れば利益が出るでしょうか?

ナンピン2

この場合、最初100円で購入したにもかかわらず、株価が80円を超えれば利益が出るのです!なぜなら・・・。

80円の時・・・

100円のポジション -20円
 80円のポジション    0円
 60円のポジション   20円
合計   0円

このように、80円の時に、すべてのポジションの損益の合計が0円になるからです。

通常の取引では、100円で購入した後、価格が下がった場合、100円まで株価が回復するまで待つ必要がありました。しかし、ナンピンをした場合、80円まで株価が回復するだけで利益が出るようになったのです。これがナンピンのメリットです。

◆ナンピンのリスク①~損失が加速度的に膨らむ~

しかし、ナンピンにはリスクもあります。先ほどは、株価が60円まで下がった後、回復してくれたために利益が出ましたが、相場は自分に都合よく動くわけではありません。さらに下がり続けたかもしれないのです。

その場合、ナンピンは損失を拡大させるという危険をはらんでいます。

通常3

株価の下落が60円では止まらずに、40円まで続いたとしましょう。通常の取引では、100円で購入した株が40円まで下落したのですから、-60円の損失です。

しかし、ナンピンをしている場合はさらに恐ろしいことになります。

ナンピン3

このように、100円、80円、60円で購入した株式がすべて損失になるため、次のようになります。

100円のポジション -60円の損失
80円のポジション -40円の損失
60円のポジション -20円の損失
合計 -120円の損失

上の表のように、ナンピンをしていた場合は、なんと損失額が2倍になってしまいました。40円でもさらにナンピンが出来れば良いですが、60円で行ったナンピンで資金が尽きていた場合、身動きが出来なくなります。

さらに、40円でナンピン買いを行ったとしても、株価はさらに下がるかもしれないのです。そうなった場合、損失額はさらに加速度的に膨らみます。

これが、ナンピンが恐ろしいと言われている所以の一つなのです。

◆ナンピンのリスク②~倒産リスク~

さらに、ナンピンを続ける資産があったとしても、投資した会社が倒産し、株式が紙切れになってしまうおそれもあります。

ナンピン4

 

このように、投資対象が破綻してしまえば、いくら資金力があり、ナンピンを続けていたとしても、投資したすべての金額を失うことになります。

また、破綻までは行かなくとも、市場環境の変化により、株価が底値に張り付いてしまった場合、ナンピンを続けても利益を得られない場合があります。

◆ナンピンのメリットを生かし、デメリットを解消する。

このように、ナンピンには大きなメリットがあるものの、一度の失敗で多くの損失を抱えるリスクも存在しています。

そこで、負けないインデックスナンピン投資法では、ナンピンのメリットを生かし、デメリットを解消する方法を整備しました。その方法について、次回ご説明いたします。

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